10: ◆vNoifR2vNc[sage]
2018/08/05(日) 18:14:25.25 ID:++ozN2Tl0
「ぷはぁ、はっ、はぁ……あの、なにか、いけなかったですか……?」
智絵里は口をソレから離すと、よほど頑張ってくれていたのだろう、肩で息をしながら、驚いた表情をこちらへ向けた。
……こんなタイミングで止めれば、当然の反応だ。
俺は、智絵里の瞳をまっすぐ見つめ、告げた。
「智絵里の気持ちは、もう十分に受け取ったから……ここで終わりにしよう」
「えっ、あの、Pさん……?でも……」
智絵里は、ただどうすればいいかわからず困惑していた。当初の目的は達成できていないと考えているのだろう。
智絵里を抱きしめたい衝動に駆られるが、もう、正直な気持ちをぶつけるほかなかった。
「これ以上、してしまったら……俺はもう、止まれなくなる……。それは、智絵里を傷つけてしまうかもしれなくて……そうなったら、俺は……絶対に自分を許せなくなってしまう……」
それはもう、自分の中に確信があった。欲望を智絵里にぶつけてしまったら、衝動に身を任せる以外の行動の余地がなくなることを。
だが、このどうしようもなく情けない告白を……智絵里はまっすぐに視線を返して受け止めてくれた。
「Pさん……正直に言ってくれて、ありがとうございます。Pさんも、私の話を……聞いて、くれますか……?」
俺がうなずくと、地面にぺたんと座っている智絵里は、落ち着いた様子で話し始めた。
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