肇「フォークソングライン(ピーターパンと敗残兵)」
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46:名無しNIPPER
2018/10/16(火) 18:35:45.80 ID:kQL/W8rg0
 懐かしいある日の肇との夢を見た。
 その時、肇はまだアイドルにはなっていなかった。
 ただのどこにでもいる高校生。
 そのただのどこにでもいる高校生の肇は悩んでいた。
 肇は小さい器を手に持っていた。素人には立派な器に見えるだろう。
 けど、肇のじーちゃんはその器を地味で華がないと評した。
 華はないが、質実剛健。侘び寂びがある。とか見方を、捉え方を変えれた言い方は出来る。
 俺的にはまっすぐで肇らしいと思った。
 けど、肇のじーちゃんは地味で華がないと評した。
 そう言われて、肇は落胆する様子はなかった。たぶん肇も同じことを思っていたのだろう。
 肇は手に持った器を見ながら「地味で華がない…か」と言った。
 俺は直ぐに「そうか。肇らしく、まっすぐで俺は好きだぞ」と言った。
 けど肇は俺言葉に首を振った。
「ううん。これは私。挑戦や自己表現が苦手で、無難なものを選びがちな私。
 たぶんこのまま陶芸を続けてもダメ。ううん。他のことをやっても同じ」
 肇の声が震えていた。どうしよう。
「ならさ」
 何か言わなきゃ。
「世界を。世界を変えてみればいいんだよ」
 焦った俺はわけのわからないことを言っていた。
 けど、肇が俺をまっすぐと見てくる。


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