1: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:11:54.97 ID:0J++fsfw0
何事にも得手不得手というものは存在する。
運動が得意な人間がいる一方で、勉強が得意な人間がいるように、個々のちからは千差万別。そしてそれは、決して単純に数値で測れる要素にのみ顕現するわけではない。
たとえば私は感情を表情に出すことが不得意だ。そうである、らしい。そんな意識はなかったのだけれど、先日あの男に――訂正。「提督」に――言われて、私は一旦自らの歩みを止めた。
秘書艦の仕事に愛嬌は不要だ。そして、これまで提督や他の艦娘たちとの間で、コミュニケーションに困ったことはない。姉妹仲よく滅多に喧嘩せず、海軍学校での後輩関係にある鹿島や香取は慕ってくれているし、至って順風満帆である。
提督だって別段苦言を呈したわけではないのだ。あくまで雑談。日常のちょっとした一コマ。あんまり笑わないよな、とか、その程度のもの。
悩む必要なんてない、はずだった。
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