【艦これ】大井「今晩寝かせるつもりはないわ」
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2: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:13:56.25 ID:0J++fsfw0

 はてと考え、なるほどあるいはと熟慮の末に、そういう可能性もあるかもしれないと至る。もし「それ」が「そう」なのだとしたら、私の背負う罪業はあまりにも大きいのではないか。
 別段善良な人間を気取るつもりはない。とはいえ偽悪的なふるまいとも縁遠い。
 ただ、私は私に背いたことはないという自負があった。そのように生きてきたし、これからもそうして生きていく。

以下略 AAS



3: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:14:32.44 ID:0J++fsfw0

 全てが完璧だと思えるほど自惚れてはいない。けれど、今の自分の不足や欠点と真正面から向き合うのは、それもまた非常に勇気のいること。

 それでも。あぁ、それでも、勇気の向こうにしか、一歩踏み出した果てにしか、私の望む未来が待っていないというのだとすれば。
 そうすべき責任が私の背後にあるのだとすれば。
以下略 AAS



4: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:15:01.35 ID:0J++fsfw0

「大井っちは確かに顔に出ないタイプだと思うよ。でも、意志の疎通が難しいって感じでもない」

 それは姉妹艦の欲目なのでは? 言った私に、北上さんは手をひらひらと振って否定した。

以下略 AAS



5: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:15:47.87 ID:0J++fsfw0

「……なるほどね」

 額に手をやった。

以下略 AAS



6: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:16:26.03 ID:0J++fsfw0

「手伝おっか?」

「……その時が、来たら。まずは自分でやるわ」

以下略 AAS



7: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:16:55.69 ID:0J++fsfw0

「え、あ、すみません。響いてましたか」

 違う。そんなことを言っているのではないのだ。

以下略 AAS



8: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:17:31.29 ID:0J++fsfw0

「すまんな」

「本当ですよ、全く」

以下略 AAS



9: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:18:03.07 ID:0J++fsfw0

 この男は事務処理こそからっきし。ただ、その分決断力と判断力に優れ、なにより本部の狸たちとさえやりあえる平衡感覚を持っている。海軍と言えど一枚岩ではない。艦娘を良しとしない派閥も確かに存在するのだ。
 霞は知っているのだろうか? 提督は中央で行われた会議に出席していて、こちらへ戻ってきたのは昨晩の遅く――あるいは、今朝の早く――であるということを。

 いや、それも含めて、秘書艦である私の力不足なのかもしれなかった。
以下略 AAS



10: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:18:40.31 ID:0J++fsfw0

 鞄を受け取ろうとしたが、自分で持つと断られた。そこまで困憊していない、というアピールに違いなかった。
 言葉を変えればただのやせ我慢。強がりだ。

「……はは」
以下略 AAS



11: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:20:11.82 ID:0J++fsfw0

「そうだな、お前になら見られても平気か」

「はぁ? 急にどうしました?」

以下略 AAS



12: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:20:37.90 ID:0J++fsfw0

「まだ言う気? ちょっとセンチメンタルが過ぎるわね」

「あぁ、すまんなぁ。確かにそうかもしれん。感傷に浸りすぎる……よくないな、これは」

以下略 AAS



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