13: ◆yufVJNsZ3s
2018/10/19(金) 01:21:18.23 ID:0J++fsfw0
何事にも得手不得手というものは存在する。私は自らの欠点として、とにかくコミュニケーションの表象が鋭利だった。もしくは、硬質的で、冷えている。この身に宿した艦船の温度。
それをよくないとは知りつつも、思いながらも――あぁ、やっぱり、そうなのだ。私は甘えていた。私のことをわかってくれる。わかってくれているから。そう思って、怠慢を働いた。
それが単なる私の傲慢さならばどれだけよかっただろう!
優しさと能力に付け込んで、甘えて、それに胡坐をかいて、後輩たちへの示しもつかずに風紀を乱し、それでも提督は、この男は、こいつは!
嫌な顔一つしないで!
きっとこいつが曙や、霞や、満潮や、あるいは新参で打ち解けていない艦娘たちとも問題なく接することができるのは、わかっているからなのだ。それが彼女たちなりのねじくれたコミュニケーションの発露であったり、「艦娘」としての心構えが身についていないゆえの青さだったり、ともかくそうやった呑みこめる大器が胸中にはあって、こんな不得手だらけの私と接するのと同じように、彼女たちとも接することができる。
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