【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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154:名無しNIPPER[saga]
2018/11/12(月) 23:36:51.67 ID:GRZb55OS0

壇上に上がり、彼女の目の前に立つ。
女性としては高身長な部類の彼女もさすがに俺の前では小柄に見える。

暇と鬱屈に耐えかね鍛えに鍛えた結果の筋肉。
鎧に覆われた身体は彼女にとってどんなものなのだろう。



提督「だから、媚びてみたのか」

雲龍「それもまた、一つ。有能でお金持ちで名家出身のあなたの女になれば道が拓けると思った」

提督「正しい。それは悲しい程に正しいが、間違っている」



瓏々と、それも演劇の様に大袈裟に、誇張甚だしく。
自分でも場所と雲龍の雰囲気に飲まれているのが分かる。

実際には鬱々しい女のまどろっこしい愚痴を聞いているだけではあるのだけれど。
それでも、何かこの空気からは逃れられない。逃れようと思わないのが不思議だった。


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