4: ◆FreegeF7ndth[saga]
2018/11/18(日) 11:12:37.95 ID:h1zBAv12o
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私は、女子高生の担当アイドルと淫行に及んだ悪徳プロデューサーを、泊めてしまった。
まぁ、それはいい。
私個人として言わせてもらえば、アイドルとして導いてくれた彼に恩義がある。
それで、夜中に泣いている彼を、つい抱きしめてしまった。
「ありがとう、のあ……こんなに安心したことって、ない……」
とうめいて、私の胸の膨らみに顔を埋めている。
脚を絡めてみると、腿に硬いものがあたった。彼は勃起していた。
安心したそばからこれか。
北条加蓮も、このペニスでカラダを貫かれたのだろうか。
呆れより好奇心が勝った。
手をのばして触れる。
「これで北条加蓮をキズモノにしたの?」
熱く、大きい。
びくり、とそこだけが別の生き物のように脈打つ。
「責めてはいないわ。興味本位よ……意外かしら?」
私も彼の担当アイドルだった。
一つボタンを掛け違えていたら、私がこれの餌食になっていたかもしれない。
……なぜ、私ではなかったのだろう。
「勃起している……私にも、欲情しているでしょう」
逆に、北条加蓮が彼を誑(たら)し込んだのか。
私には無い、何かで?
「俺は、情けないな……」
「そうね。でも私は、安心もしているわ」
私たちアイドルには、男を誑し込む技芸を競う、そんな一面がある。
アイドルのプロデューサーとなれば、その技芸に一番目の肥えた男、といってもいい。
だからこそ――と言うと言い過ぎかもしれないが――私は彼の目に留まったことを、
そして彼の口から「そのままでいい」と初対面の際に聞いたことを、自信の源としていた。
「これで勃起していなかったら、北条加蓮に負けたようで、癪に障るわ」
「いや、俺が節操無しなだけだ。俺がどうあれ、のあは魅力的な女性で――」
「口ではなんとでも言える」
今夜ここで何があっても、世間はすべて彼のせいと見做す。
それなら。
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