5: ◆FreegeF7ndth[saga]
2018/11/18(日) 11:13:23.37 ID:h1zBAv12o
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「動かすわ……」
空いている片方の手の指先で、ペニスをくすぐる。
傷口がしみるような様子で、彼は私に呻きを浴びせる。
「私の部屋に運び込まれたときから、こうなることを期待していたのでしょう?」
彼は返す言葉もない風だった。
対照的に、ペニスの反応はびくびく震え、にちにちと先走りを漏らし――雄弁だった。
「私のような冷たい女でも、抱いてみたいと思うの?」
口で喋りながら、私はペニスに語りかけていた。
ペニスの根本が太く強情になってくる。
ぬるぬるとした先走りが指について、上下運動がスムーズになる。
「私ではなくて、北条加蓮のほうが魅力的だった?」
彼の嗚咽は、いつの間にか止まっていた。
性的興奮にとって替わられたのだろうか。
「若い子のカラダのが良かった?」
彼の指が、反撃か弁解か、私の下腹部を爪先で撫でてくる。
「……私が冷たいから?」
私の中に指を、入り口からそろそろと差し入れてくる。
「んっ……あなたの、指っ……」
普段は独り寝のベッドで、あなたと私の愛撫が交錯する。
「やめないで……ゆっくり、やって……」
彼は、私の臍(へそ)の下から脇腹のあたりを、手のひらでサラサラと擦ってくる。
「のあ……温かくて、柔らかい……でも、きゅっと引き締まってる……目で見なくても、綺麗だってわかる」
気づけば彼は顔を上げていた。
口臭――かすかに甘酸っぱい三杯酢の匂いがする。
「くすぐったいか」
「いえ……しても、いいわ」
くすぐったかった。
子宮や卵巣の外側を、皮膚越しに探られている気分だった。
けれど、許せた。
「気の済むように……私も、好きにさせてもらうから」
報復とばかりに、彼の睾丸を弄ぶ。
感じたのか、彼の曇った吐息が、私の鎖骨にかかる。
「痛くは、ないかしら」
「気持ちいい……このぐらいの力加減で、続けてくれ」
男と女の象徴を弄り合ううちに、興が乗ってくる。
私は彼の上から肌を重ねる。ペニスの先端が、手で撫でられていた臍あたりにこすられる。
胸と胸を押し付け合う――唇を貪る。肌が茹だってくる。鼻先で混ざり合う吐息が、ひゅうひゅうとうなる。
絶頂感がひたひたと近づいてくる。
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