提督「あー……おっぱい触りてぇなぁ……」漣「……」
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◆yufVJNsZ3s
[saga]
2018/11/22(木) 01:59:49.85 ID:Gy3FSYbf0
手首が掴まれた。
はっとして真正面を向くと、漣が怒ったような笑ったような、やけくそじみた、それでいて勝ち誇った、この世のものとは思えない顔をしている。
両手が俺の手首へ。全力で握られているのか、痛みさえ伴うその握力に、腕はびくともしない。
力任せに引き寄せられる――柔らかいものが俺の手のひらに収まる。
柔らかいようでいて、少しごわついているのは下着の感触かもしれない。ただ、覆い隠せるくらいの控えめなサイズではあるものの、そこには確かに主張があった。
「既成事実、です」
僅かに呂律の回らない口調で漣は言った。
「……既成、事実」
鸚鵡返し。俺もまた、呂律が回っているかどうかは怪しい。
「愛してます、ご主人様」
「俺も、だけど……」
俺たちの間には壁がある。
その壁にはでかでかとした文字で「倫理」「道徳」「規範」と書かれていて、万里の長城が如く、迂回さえさせてくれない。
漣の柔らかさが手の中で暴れている。
発破解体の轟音が頭の中で反響していた。これは罷り間違っても正規の方法ではない。ないのだが……。
開いた穴から差し込む光の眩しさには到底抗えず。
「これから一歩ずつ進んでいきましょうね、ご主人様」
一歩ずつどころか一足飛びじゃねぇかとは、思っても言えなかった。
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