提督「あー……おっぱい触りてぇなぁ……」漣「……」
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◆yufVJNsZ3s
[saga]
2018/11/22(木) 01:54:37.09 ID:Gy3FSYbf0
「……触ります?」
漣がおずおずと尋ねてくる。
「なに言ってんだ」
「それは漣の台詞なんですけど?」
それもまた正鵠を得ている。漣、お前は案外駆逐艦よりも、空母として弓を射る才能の方があるんじゃあないか。
そんな現実逃避の冗談を漣は「はぁ?」と一蹴した。いや、一蹴ですらなかった。そもそも相手にされていない。
「触りたいんじゃないんですか?」
上目遣い。それは俺の心拍数を上昇させるには十分すぎるほどの威力を秘めている。
俺は顔が引き攣るのを全身全霊で抑えつけた。自制のしかたを身に着けたのは、あくまで上官として適切な指揮を行うためだったはずなのだが。
「触りたくない」
「でも、さっき」
「あのなぁ、漣」
「またそれですか? 『指輪はあくまで儀礼的なもので――』」
あぁ、そうだ。俺は大きく頷いて、その先を引き取った。
「『お前と俺とはあくまで上司と部下の関係でしかない』」
それは何度も何度も繰り返し、念入りに漣へと伝えたフレーズ。
漣はどうやら、俺に恋慕の情を抱いているらしかった。
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