【メルルのアトリエ】トトリ「待ってよお、ミミちゃん」
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10:名無しNIPPER[saga]
2018/11/25(日) 02:04:39.70 ID:HgKOPu5U0
「どう?行ける?」

「大丈夫、登ってみるね。じゃあ、お願い」


 ミミがロープを引き上げると、トトリもそのロープを手繰りながら岩壁に足をかけ始めた。巨大な岩と氷の隙間を潜っていく。岩肌を強く踏んで安定性を確かめて、慎重に登って行く。いつ壁が崩れるとも分からない。パラパラと小石が転げ落ちて行った。


 トトリは体から汗が吹き出るのを感じていた。ミミの顔を見たくて、上を向く。ミミはトトリの身を案じながらも、その不安を表情に出すまいとしていた。大怪我をしたのはミミのくせに、自分を心配させないよう耐えているのがトトリはおかしかった。


「よいっ……しょ!」

「はぁ、は…っ、着いたぁー!」

「ふふ、まだよ」


 逸るトトリにミミが指で指し示す。すぐそこに頂上が見えた。


 頂上までの稜線はほとんど体を引きずるようにして進んでいった。普段当たり前に動かしている体が重くてたまらない。妙な頭痛もしている。それでも。




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