【メルルのアトリエ】トトリ「待ってよお、ミミちゃん」
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8:名無しNIPPER[saga]
2018/11/25(日) 02:03:33.89 ID:HgKOPu5U0
 トトリがミミを呼ぶより速く、ミミは岩と氷を浴びながら、岩壁を登った高さだけ落下して地面に叩きつけられ、斜面を転げ落ちて行く。ハーケンで固定された命綱は、はるか麓までミミが落ちていくのを辛うじて止めた。


「ミミちゃん!」


 酸素の足りない頭でも、トトリの動きは早かった。ポーチから竜のデザインをした瓶をふたつ開け、速やかに煽り、強化された筋力で岩を退かす。トトリの細い筋肉は、強化されてもなお悲鳴を上げたが、そんなことは関係なかった。


「っ、はやく、っ!!」


 命綱を引き、なんとかミミの体を引き上げる。荒くなる呼吸は身体の悲鳴ではなく、ただ焦りから来るものだった。


「ミミちゃん、大丈夫!?どこが痛む!?」


 トトリの腕に抱かれたミミは朦朧な意識でなにか応えようとしたが、言葉よりも先に血を吐いた。ミミ自身でも分からずゆらゆらと勝手に動く体を、トトリはしっかりと抱いて優しく寝かせた。


「薬だよ、飲んで!」


 トトリは取り出した瓶を開け飲ませようとしたが、ミミは薬を口に含むと、咽で吐き出してしまう。1口分も飲ませることができない。




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