とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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10:名無しNIPPER[saga]
2018/11/25(日) 20:49:48.75 ID:0u3i+OR/0
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「そこで何してるの?」

「うぉわっ!?」

び、びっくりした。驚かさないでくれ。
というか何してるってなんだ。普通に服もちゃんと着てるし。

「お、お前が何してるんだよ!!」

「何してるって、今帰ってきたところなんだよ」

そうだった。そういやそういう時間なんだった。
ここ最近、何故かやけにこんな風に妄想することが多くなった。
落ち着け。よく考えたらインデックスに欲情するなんて絶対にあり得ない。いくつかの意味で。

「……まあ、とにかくだ。朝飯にしようぜ」

俺はいつものように簡素な食事をちゃっちゃと作ると、それをテーブルの上に並べる。
そこに特別なものは何もない。年中無休で財政難なのだ。

「むぐむぐ……美味しいんだよとうま!」

「そりゃどうも。お前はいっつもそれだよなぁ」

美味しいと言ってもらえるのはありがたいが、こいつは何を出してもこう言うのだ。
コンビニで買ってきたおにぎりや菓子パン、弁当でも、安売りセールの冷凍食品でも、とにかく何でも。
インデックスの胃は全てを受け入れる。差別のない理想郷なんだ。

「テレビつけるんだよー」

「別に構わねえよ」

そう言ってインデックスがリモコンを操作する。
テレビ画面には二件の猟奇殺人事件についての特集がまだ続いていた。


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