とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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14:名無しNIPPER[saga]
2018/11/26(月) 22:11:48.71 ID:0PTk5Vl60
適当に後片付けを済ませ、俺は家を出た。
天気は快晴。気温も今日は丁度よく、降り注ぐ太陽の光が肌に心地いい。
こんなに余裕を持った登校は珍しかった。

新調したばかりのポケコンで時間を見る。ポケットコンピューター、略してポケモ……じゃなくポケコン。
正式名称は『フォンドロイド』なのだが、すっかりポケコンで定着している。

多くの機能が搭載されたタッチパッドデバイスで、近年急速にその普及台数を伸ばしている。
そしてつい最近、俺もポケコンデビューを果たした。要は最新の携帯端末だ。

もっとも、俺の場合いつ何時不幸さんが仕事するか分からないので油断はできない。
毎日のように張り切って仕事している不幸さんはきっと時給が高いのだろう。

「お」

「おっす、カミやん」

そんな下らないことを考えていると、隣の部屋から金髪にグラサンという明らかなチンピラが出てきた。
しかし俺は知っている。この髪色やサングラスは、女子にモテるための無駄な、無駄な努力だということを。

「おはようさん。土御門、今日は早いな」

「おう、おはようだぜい。それを言ったらカミやんもだにゃー。
俺は舞夏がいる限りきっちり起きられるんですたい」

「結局舞夏頼りかよ」

「それに何が悪いってか人の妹呼び捨てにするんじゃねーぜよ!」

「でも舞夏俺のことお兄ちゃんってこの前呼んでくれたし。
ほらそれよりさっさと学校行くぞ、折角平和なスタートなんだからチンタラして遅刻なんて御免だ」


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