とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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30:じゃあポジティブで[saga]
2018/11/28(水) 22:15:30.20 ID:n0b/+xFf0
「えーっと、なになに……? なんだこれ、宝くじみたいなもんか?」

「えっ。あの上条くんが。上条くんが?」

「その外れるの分かってるだろ無理すんなみたいな目やめてください泣いちゃいそう」

「一等は現金一千万。まさかとは思うけど上条、貴様本気で当たるなんて思ってないわよね?」

「なんだいなんだい!! 上条さんには僅かな夢も希望も残されちゃいないっていうのかい!!」

好き勝手に言われて、何よりそれが事実なのが悲しいところである。
とはいえ、流石に俺も一等が当たるなんて思っちゃいない。
二等も三等も、四等だって当たるとは思わない。

だって元々の確率の低さに加えてこの不幸体質だ。
学園都市ならではの詰め合わせであるこれ。そこに含まれているのは現金だけじゃない。
狙うはもっと下、お食事券やクーポン、あわよくば高級ステーキ詰め合わせとかそこら辺を頂戴したい!

「当たるか当たらないか、賭けないかにゃー?」

「私は。外れるにベット」

「別に構わないけど、私は当選にはびた一文賭けないわよ」

「しょうがない、これじゃあ賭けにならないぜい」

「コラそこ!! 勝手に賭けの対象にしようとするんじゃねぇ!!
そして俺の落選に絶対的信頼を置くのはもっとやめなさい!!」

くそう、回す前から敗戦後の拠点みたいな空気になっているのは何故だ。
だが俺は信じている!! きっと世界は日々頑張って生きている俺にささやかなご褒美をくれるはず!!


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