とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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40:名無しNIPPER[saga]
2018/12/02(日) 01:36:01.27 ID:OK4VtL/40
「ちょろっと、アンタ。何ぼーっと突っ立ってんのよ?」

突然聞きなれた声に呼び止められる。
振り返ってみると予想通りの相手がそこにいた。

「御坂。いや、別に何ってわけでもねぇけど……」

「何よ、煮え切らないわね」

「べ、別にいいだろ。お前こそ何してんだよ」

「ただの通りすがりですけど?」

御坂美琴。常盤台中学に通うレベル5。
もしかしたら、御坂は何か事件について知っているかもしれないな。
ルームメイトの白井が風紀委員だし。でも、事件が事件だし風紀委員に情報が回ってるかは微妙か?

「……ちょっとアンタ、聞いてるわけ?」

「あ、え、いや。何だ?」

「ったく。パッションフルーツまんでもその口に詰め込んでやろうかしら。次の被害者ばりに」

おいやめろ。パッションフルーツまんと言えばあのゲテモノじゃないか。

「俺で第三の事件を起こすのはやめなさい!!

「……やっぱり。アンタ、突っ立ってポケコンで調べてたの、例の事件のことでしょ」

バレていた。カマかけされていたのか。
とはいえそこまで隠したいことというわけでもないが、むしろ美琴の方こそ食いつきそうな気もする。
人一倍正義感の強いこいつなら、到底許せるはずのない事件だろう。

だからこそ不安でもある。
こいつは決して表には出そうとしないけど、裏でどんな無茶と苦労をするか分からない。
あの夏の『実験』の時がそのいい例だ。


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