とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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46:名無しNIPPER[saga]
2018/12/02(日) 01:43:01.14 ID:OK4VtL/40


第三学区。学園都市の外交の要であり、それに関連した国際展示場などの施設が集中している、北方角にある学区だ。
来賓をもてなしたりすることも多いため、並ぶホテルも高ランクのものばかり。
要するに、一般学生にはとんと縁のない学区と言えるだろう。

「もしかしたらこの学区に来たのは初めてかもな……」

俺がそんな似合わなすぎる学区にいる理由。
それは能力開発の授業の、課題レポートのためだ。

全ての生徒はここの大ホールで行われる講演会に出席するよう指示があった。
そしてその内容・感想・疑問・反論・代替案・受ける前と後で自分の考え方にどういう変化があったか・などなどをレポートにして提出しなければならない。

こういうものは内容の質より提出したという事実を作ることの方が大事だ。
俺はそう思う。そうであれ。

クラスの連中、土御門や青ピ・吹寄に姫神たちはとうにセミナーに出席済みらしい。

俺はその時例によって病院にいたため、見事に取り残されてしまったのだ。
セミナーは数日間に渡って開催されている。更に言えば、今日がその最終日である。

これを逃したらただでさえ余裕などあろうはずもない俺の点数が、マイナスに突入しかねない。
行くしかないのだ。というわけで、美琴と別れたあとにここに直行してきた。

やや歩いてその大ホールに辿り着いた俺は、受付の大変美人でパイオツカイデーなおねいさんのご指導でいくつかの手続きを済ませると入館を許可された。
三階へ階段で上がり、目的の講堂へと入った。


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