とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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66:9月24日[saga]
2018/12/23(日) 00:35:45.72 ID:KNZOoLgc0
9月24日、朝。

『とうまが帰ってこない』。
そうあのシスターから連絡を受け、それを受けた小萌から連絡を受けた。

上条当麻が行方不明。別段に驚くようなことではなかった。
これまでもそういうことはままあった。
大抵は何故か傷を負って帰ってくるのだが……。

「……また、ね」

吹寄制理がテレビを見ながらぽつりと呟いた。
そう、また――――だ。

テレビはどの番組もしきりに変死体の発見を報道していた。
ただの変死体、ただの事件ならここまでにはならない。
全ては、今回の事件がこれまでに起きた二件の猟奇殺人と結び付けられているからだ。

「……また。だね」

姫神が吹寄の家に泊まりに来て、はしゃいで。
しかしこのニュースを知ってからはもうそんな空気はどこかへと消えてしまっていた。

これは第三の事件だ。

皆が口を揃えてそう言う。実際、姫神だってそう思っている。
どこぞの誰かから拡散された情報。もうネットに広まってしまっているが、その死体の状況は異常だった。
『露出橋』、『ヴァンパイ屋』と呼ばれる先の二つの事件と切り離して考える方が不自然なくらいに。


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