とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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9月24日
[saga]
2018/12/23(日) 00:44:01.64 ID:KNZOoLgc0
(……いや。正確には俺は第一発見者じゃない、か)
あのピンクの髪をした女。
結局あいつは一体何者なんだ。
事件の犯人。少なくとも最重要参考人ではあるだろう。
ゆっくりと身を起こしてリビングへ行き、冷蔵庫から水を取り出して一口飲む。
流石にドクペだのスコールだのといった気分ではなかった。
インデックスは俺がベッドに寝かせたままの姿勢で静かに寝入っていた。
(……ったく、無理しやがって)
取り調べを終えた俺は、警備員の運転する車で寮まで返された。
ようやく帰宅した時にはインデックスは机に突っ伏して寝てしまっていた。
その様子を見るに、ずっと俺の帰宅を待っていたんだと思う。待っているつもりだった。
ところが、途中で気付かない内に寝てしまったんだろう。
その姿を見て、俺はようやく連絡をしていなかったことを思い出した。
無理もないと自分で思う。あんな現場を見て、警備員の取り調べを受けてととてもゆっくりしている時間なんてなかった。
(心配、かけちまったな)
起きたら謝ろう。
そう思い、俺は再び眠る努力を始めた。
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