加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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110:名無しNIPPER[saga]
2018/12/17(月) 12:07:36.36 ID:0tkgDfmn0
神威「て、敵は大規模な侵攻を継続しています。その目標は間違いなくここ、アゾレス諸島です!!」

神威「敵にとってここは欧州への侵攻にも北米への侵攻にも使える橋頭堡となる拠点です。そして何より行く手を遮る場所にあります。是が非でも落とそうとするでしょう」

神威「私たちの戦力は多くありません……しかもそのほとんどが駆逐艦で、あとは海防艦と軽空母、水上機母艦と練習巡洋艦が少し」

神威「重巡と軽巡に至ってはそれぞれ愛宕さんと龍田さんしかいません……増援を要請しようにも、太平洋での深海棲艦の活動により日本本土が危機に陥っています」

神威「本土防衛に戦力を回さなくてはならない為、戦力に余裕が無くてこちらへ増援は出せないそうです……」

神威「……さらにイギリス軍は敵の規模が大きく、また現在枢軸国の活動も激化しているいためにアゾレス諸島を放棄して撤退することを決定しました」

神威「彼らは艦隊を本土へ引き上げたのち、枢軸国を抑えてからアメリカと連携して北大西洋で深海棲艦を迎え撃つそうです」ジッ

提督(秘書艦をしてくれている神威が現在の状況を説明してくれる。だがその声は震え、不安そうに俺を見つめていた)

提督(状況は限りなく悪かった。欧州水鬼率いる大艦隊がアゾレス諸島攻略を目指して侵攻してきている。彼我の戦力差は圧倒的だ)

提督(おまけに神威は知らないが味方の深海棲艦たちに不穏な動きがある。彼女たちは同胞である深海棲艦の決起に触発されて反旗を翻そうとしているようだ)

提督(彼女たちの旗艦である駆逐古姫や空母棲姫がそれに反対して何とか押しとどめようとしているらしいが、抑えきれないようだ)

提督(あの子や戦艦棲姫、防空棲姫を始めとして俺に忠実な子は何人か居る。空母棲姫や駆逐古姫のようにこちら側の子も少なくはない。しかし、全体的に考えて少数派でしかない)

提督(彼女たちが武装蜂起して我々と戦闘状態に入るのも時間の問題だろう。もしそうなってしまったら……考えたくもない)

提督(彼女たちを併合するきっかけとなったのは俺自身だ。責任がある。それに何より彼女たちが反乱を起こしたら、あの子たちの命が危ない)

提督(俺はそうなる前に何とかしなくてはならない。しかし、だからと言ってここにいる神威や鹿島、皐月や如月たちを犠牲にするわけには絶対にいかない)

提督「彼らの慎重さは充分理解できる。ここで大英帝国の運命を賭けてまで決戦するべきではないと判断したのだろう」

帝国海軍士官「申し訳ありませんが、提督。大本営は早急な回答を必要としています。場合によっては大西洋どころか欧州からの一時的な総撤退も視野に入れているのです」

帝国海軍士官「貴方が使える戦力は現有のもので全てです。その戦力でアゾレス諸島を防衛できますか?」

提督「勿論だ」キリッ



提督「さて諸君、戦況は圧倒的に不利だ!!決戦など挑んでも勝ち目があるとは思えない!!……誰もがそう思うかもしれない」

提督「だが、勝ち目はある。むしろ勝率は高いぞ?敵は長く戦闘を経験していない。その練度はそこまで高くないはずだ」

提督「そして何より今回の決戦は文字通りの純粋な艦隊決戦となる。敵には何隻もの戦艦が居る。巡洋艦も駆逐艦もだ。だが、空母は少ない」

提督「砲雷撃戦で雌雄を決することになるだろう!!そしてここにいる諸君らの本分はその艦隊決戦だと信ずるが……どうだ、神風?睦月?」

神風「もちろんよ。もうとっくに準備はできてるわ、司令官」ゾクゾク キリ

睦月「負ける気がしないのね!!てへっ♪」ニタァ

提督(そう頼もしい返事をしてくれる二人だけでなく、睦月型や神風型の子たち全員の目が爛々と輝いていた。それは紛れもなく駆逐艦娘の目だ)

提督(この日を待っていたと心から喜び震えている。船団護衛でなく、艦隊決戦を。敵を屠ってやろう、戦艦を喰らってやろうと昂っていた)

提督「よろしい、ならば決戦だ。安心してくれ。何も水雷戦隊だけで無謀な突撃をさせようとしているわけではない。強力な援軍がすぐに到着する」



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