加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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342:名無しNIPPER[saga]
2020/02/01(土) 18:23:17.95 ID:yB8VPiZc0


大和「私もでるわ」ハイライトオフ

武蔵(無感情な声でそう言って部屋を出ていこうとする大和の前に立ちふさがる。大和が私を見た。昏く虚ろな目だった)

武蔵「大和……ダメだ。お前には休息が必要だ」

大和「いいの、大丈夫。そんなことより一人でも多く深海棲艦を殺すことの方が重要だもの」

武蔵(表情と言うものが無かった。ようやく結ばれた想い人の死は、大和の感情を殺してしまった。あいつが生き返りでもしない限り、もう大和は元に戻らないだろう)

武蔵「……ああ、そうだな」

大和「でしょう?分かってくれるのね、武蔵。嬉しいわ」

武蔵「分かるとも。だから言っているんだ。休め、大和」

大和「……」スゥッ

武蔵(邪魔するなら赦さない。言葉にせずとも分かる。これだけの研ぎ澄まされた感情を向けられれば。しかし私は退かない。むしろ前に出る)

武蔵「勘違いするな。私はお前が逃げようとしているから怒っているんだ。自己満足の為に戦って復讐を果たさずに死ぬことは絶対に赦さない」ギロリ

武蔵(あえて理性を手放し感情をむき出しにする。提督は唯一私に私が女であることを嫌でも自覚させられてしまう人だった。この身を灼く殺意は大和にも負けない)

武蔵「提督の為に奴らを一人残らず皆殺しにしてやれ。それまで私たちは死んではならないのだ。そのためにも、今は寝ろ。明日もっとたくさん殺す為に。いいな?」

武蔵(そんな私に、しかし大和は全く動じない。意に介していなかった。だが、私の言った事はどうやら大和の中で一理あると結論付けられたようだ)

大和「……わかった。寝るわ」

武蔵(くるりと反転してベッドに向かうと、装備を外しただけで着替えもせずに布団にくるまる)

大和「……お休み、武蔵」

武蔵(まるで機械のようだったが、布団の中からかけられたその声には少しだけ感情が含まれていた)

武蔵「ああ。お休み、大和。……っ」ウルッ

武蔵(泣いてしまいそうになったのを必死で耐える。しっかりせねばならない。きっと艦隊中が衝撃を受けているだろうから。深海棲艦は間違いなく深刻な一撃を我々に加えた)


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