加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
1- 20
515:名無しNIPPER[sage saga]
2022/02/11(金) 17:25:49.04 ID:d5F5zI550


提督「大丈夫かな?」

ヒューストン「ええ……大丈夫よ……」

提督「それを聞いて安心したよ」

提督(俺はヒューストンの頭と背中に回してい手を戻す。ヒューストンもまた俺の背に回していた手をするりと解いた。ヒューストンがどうすればいいのかわからないといった表情で俺を見つめている)

提督「よし、では次の行動にかかるとしよう」スクッ

コロラド「次の行動って……どうするつもりよ?」キロリ

提督(立ち上がった俺にコロラドが強い口調で問い掛けてきた。コロラドに目を向けると一瞬だけ動揺したように表情が揺らぐ。向けてくる敵意は不自然で……無理矢理そう振舞っているように感じた)

提督「現状把握だ」

コロラド「逃げるのならこれ以上ないチャンスだと思うけど?」

提督「そんなつもりはないよ」

コロラド「……そう。とりあえず旧太平洋艦隊司令部の建物へ向かいましょう。あそこが司令部として使われる予定だった。司令官たちはまだ通常艦隊の旗艦から移動してなかったけど……」

ヒューストン「そうですね。生き残りもきっと集合してくるはずです。情報も集まるでしょう。そう遠くないですし、走れば十分ほどで着くかと」

提督「わかった、そうしよう」

提督(不気味な空襲警報のサイレンが響いているが、いつの間にか上空から敵機の姿が消えていた。高射砲の音も止んでいる。聞こえるのは炎が燃え盛る音、何かが誘爆したのか遠くから響いてくる爆発音)

提督(攻撃の第一波は終わったようだ。……遠からず第二波が来るだろう。コロラドとヒューストン、アトランタと共に上空を警戒しつつも急ぎながら港へ向かう)

アトランタ「……」グイッ

提督「っ!?」

提督(途中、急に腰に手を回され強引に引き寄せられる。驚き、その手の主を確認するとアトランタだった。アトランタがそっと耳元に口を寄せ、ウィスパーボイスで囁く)

アトランタ「提督さん、あたしから離れないで。絶対に。じゃないと提督さんを守れない」

提督「アトランタ……ありがとう。だが、私よりも自分自身を優先してくれ。私も自分の身ぐらい自分で守れる」

提督(そう返した俺にアトランタはジッと俺の目をのぞき込む。その幻想的な感じのする仄暗い霧のようなグレーの、しかしどこか昏い瞳の奥底を見透かすことはできない。アトランタが立ち止まる。俺も立ち止まった)

アトランタ「……ちゅっ」

提督「!?」ビクッ

提督(いきなり、キスされた。こんな時に場違いな柔らかい唇の感触。アトランタの甘い女の子の香り。つい動揺してしまう。アトランタは口を離すと俺の腰に回していた手で俺の手を握る)

アトランタ「手、離さないでね」

提督「あ、ああ……」

提督(アトランタが再び足を進める。小走りに。俺はアトランタに手をとられたまま港への道を進んでいった。一瞬の出来事で、今のが本当にあったことなのか分からない。だが、強く握られた手がさっきの出来事が現実だと示していた)



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
622Res/674.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice