23:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:41:56.53 ID:3QcdtyFE0
◇
長い時間交わっていたはずなのだが、それでもスマートフォンのアラームで起きることができたのは仕事はじめてそこそこ年数が経っているからだろうか。あるいは、昨晩のことは本当に夢だったからなのだろうか。
あれから、何度果てたのかわからない。まゆの口内でもそうだが、膣にも何度も精をぶつけた。彼女の小さな身体を抱く感覚は、産まれてから経験したことのないような、気絶してしまうような快感で、事実俺は気絶するように意識を失っていたようだった。
起きるとまゆは、まゆ人形だった。
夜になると動き出す玩具が、持ち主にバレないように朝になると元の位置に戻るように。あるいは、だるまさんがころんだをしているように、彼女は昨日俺が段ボール箱に位置のまま無造作に転がっていた。ただ、大量に散らばったティッシュと、ボロボロになった段ボール、それにとてつもない徒労感だけが、昨夜がすべて幻ではなかったことを証明していた。
まゆ、と声をかけるも返事はない。脱がせた筈の衣装は綺麗に彼女の身体を覆い、べっとりと付いていた筈の体液も最初からなかったかのように無機質にすべすべとしている。
昨夜の言葉が蘇る。
――これも、夢みたいなものなんです。
本当なのかどうかはわからない。でも、そんな気もしてきていた。
兎に角、あまり時間がなかった。べたつく身体をシャワーで洗い流してから、出社前、ちょっと人形にキスしてみようかなんて考えて、やっぱりやめて事務所に向かった。
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