5:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:20:52.67 ID:3QcdtyFE0
何が入っていたとしても、たとえ人間らしき何かが入っていたとしても、こんなに健気に俺のためにしてくれるまゆからの贈り物じゃないか――――と、半ば自分に語り掛けるようにしながら、恐る恐る箱の梱包材をどけていく。そうして、プレゼントの全容を見たとき、俺は――
「くくくっ」
思わず乾いた笑いが口から漏れ出していた。これは反則だろ、とこの場にいないまゆにツッコミを入れる。
箱の中に、まゆがいた。
いや、正確にはまゆではない。確かに目も口も髪の毛も、手から足からいつも見るまゆそのものだったが、今すぐライブに行ったって違和感のなさそうな衣装に身を包んだまゆの胸にはこう書かれた紙が置かれていたのだ。
「佐久間まゆ1/1人形」と。
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