【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】
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724: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/02/13(水) 22:23:39.65 ID:1KxjyBXoo

天乃の言葉に風は頷きつつも、怒りは収まらないといった様子で、目を背ける

つい、さっきのことだ

樹が、エスカレーターの一番上から――転落した。

一番下の階にある売店を使った際、

特別病棟ということもあって、近くのエレベーターではなく、

すぐ目の前にあるエスカレーターを使って二階に上がってから、

別の通路を通って、改めてエレベーターを使う必要があったのだが、

その一番初めのエスカレーターで事故は起きた

一番後ろにいた樹がエスカレーターから先に進もうと足を上げた瞬間にガクンッと、揺れて

そのままだ

一緒にいた友奈たちが手を伸ばす間もなく、落ちていった

樹にはまだ精霊に守ってもらうだけの余力があってなお、

強く体を打ったことによる失神は免れなかった上に

ほんの一瞬手すりを掴んだ右手の爪が痛々しく剥がれていたのが、

祟りの陰険さを、物語っていた

天乃「……みんなが一緒だから若葉達もついていかせなかったのが、裏目に出たわね」

若葉「すまない」

天乃「仕方がないわ、若葉達が悪いわけじゃない」

若葉達だって、東郷や園子の身を守るために傍に居てくれたのだ

責める理由なんて、どこにもない


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