高垣楓「れんそうげえむ」
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24:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:27:36.22 ID:ThdkkE4u0
「どっちもですね」
「なるほど」

 これもまた連想ゲーム。両極端に振れるなということでどうか一つ。

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:28:02.95 ID:ThdkkE4u0
「それにしても、ケーキと日本酒の組み合わせなんて初めてですけど、意外に合うものなんですね」
「この前試してみたらなかなかのものだったので、いつかプロデューサーさんとご一緒にと思っていたんです」
「これからケーキの時期なんで、楽しみが増えて助かりました」

 仕事帰りに一杯ひっかけていく……というには、ご相伴にあずかっている相手が豪華すぎる気もする。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:29:02.88 ID:ThdkkE4u0
「片付いたお部屋ですね」
「物欲がないので、自然に」

 どちらかといえば殺風景って感じだ。言葉を選んでくれたのかもしれない。
 
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:29:31.77 ID:ThdkkE4u0
「もうすっかり年の瀬ですね。びっくり」
「気づいたら来年になっていそうで怖いです、俺は。忙しいと、時間が分からなくなっちゃうんで」
「年越しはきちんとした場所で迎えてくださいね。デスクで、とかはダメですよ」
「肝に銘じておきます」

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:30:02.55 ID:ThdkkE4u0

「……ちょっと、酔ってきましたね」
「えっ、いや、まだ全然」
「酔って、酔ってきました……。すごくふらふらします」
「……あの、女優さんならもうちょっと上手く」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:30:30.31 ID:ThdkkE4u0
「ちら」
「…………」
「ちらちら」
「なんでしょう?」
「連想ゲームですよ、プロデューサー」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:30:56.58 ID:ThdkkE4u0
「えっちなこと、ですね」
「…………」
「察しの悪いプロデューサーに気付いてもらうために、最近仕込んできましたから。今となればもう、自分がなにをすべきか理解されているのではないでしょうか」
「このための連想ゲームだったんですか」
「はい」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 00:19:40.61 ID:rJCnA2SX0
 はい。連想力を磨いた皆々様におかれましては、この後の展開を各自で補完していただければと思います。



32:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 01:45:51.64 ID:rJCnA2SX0
続き行きます


33:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 01:46:24.73 ID:rJCnA2SX0
 そうなってしまえばもはや、そこには自分に都合の良い解釈以外は存在しなくなる。
 彼女の体を覆っていた毛布を優しく払いのけてから、ゆっくりと顔を近づけた。

「あの、楓さん」
「はい」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 02:05:51.60 ID:rJCnA2SX0
 すると、そこを犯してくる存在が一つ。それが楓さんの舌であるということに気付いた時には、もう全てが手遅れだった。
 先ほどまで口にしていたケーキとお酒の味がする。しかし、その味を伝えてくるのは楓さんの舌。現実からかなり外れたところにある空想じみた事象に、脳がパンクしそうになる。
 一度思考を整理するために体を起こそうと試みるが、背を彼女のか細い腕がホールドしているせいでそれは叶わなかった。目が猫のように伸びているから、してやったりという感じなのだろうか。
 降参して、こちらの体重を預ける。肉体と肉体の境界を曖昧にするように強引に抱き寄せて、今度は自分から彼女の口内をかき回した。
 甘い唾液が口から零れて、ソファに滴る。まさかこんな光景をこの目に収める日が来るなどとは考えていなくて、頭がくらくらした。きっと、世界のどこを探したところでこんなにエロい景色は広がっていない。そしてそれを俺だけが独占しているのだ。
以下略 AAS



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