【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その8
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256: ◆8K4B/3Nlpc[saga]
2019/06/30(日) 20:29:27.80 ID:pnCPxV0h0
真美「……! よ、っと……!」

イカとタコの2体は特に連携をするでもなく、体格と触腕のリーチにまかせて散発的な攻撃を繰り出していた。
その軌道をシャイニング・マミは瞬時に見極め、小刻みなステップを刻んだ最小限の動きで回避する。

真美(ちゃんと見える!そーだよ、真美のほうが、スピードだったらぜんぜん勝ってるんだからっ!)

巨体のイカとタコ、その18本もの触腕を同時に相手にし、まだ一度も被弾していない事実は真美を大いに調子付かせた。

真美(でも、よけてばっかじゃ勝てない… そろそろなんか真美からも、攻撃してみちゃお!)




律子「……なまじ目も反射神経もいいから、ある程度は感覚だけで対処できちゃうのよねえ。あの子」

響「いっつも走り回ってるからスタミナもけっこうあるぞ、たぶん。……お、今のもよけられるんだ!」

響と律子の間ではシャイニング・マミの戦闘風景に対する講評会が始まっていた。
同時に複数本の触手で繰り出されたラッシュを紙一重のところでかわし、真美がいったん距離をおく。
褒める調子の響に対し、律子はいまひとつ浮かない顔でじっと観察する。

律子「いやー、今の、イソ助だったらもうひと伸ばしして捕まえてましたね。生まれて間もないイカ郎と、た、タコ…」

響「タ・コ・平! 早く覚えてあげてよ、そんなややこしい名前じゃないんだからさー」

律子「失礼しました、総帥…… そのタコ平もまだ経験不足だから、通用してるってだけです」

響「まー、そうかもしれないけど。律子はけっこー真美に厳しいよね」

律子「当然ですよ。ブラックジャンボの幹部を名乗る以上は、相応の実力を備えていてもらわないと」

律子はいまや、かつての同志であり後輩でもあるはずの真美を単なるいち戦力程度に扱っていた。
無意識になのか、細い眼鏡を指でくいっと押し上げながら語る律子の様子を、響はにこにこと笑顔で見守る。

律子「それにあの子、まだ得物も決まってないじゃないですか。いくらマジシャン『だった』期間が短いとはいえ」

響「あ、言われてみれば…そろそろなんか出来てもよさそうだけどね」

映像の中では真美が一度大きく息を吸って吐き、身体を少し前傾させて身構えていた。
回避行動を続けるのではなく、攻撃に移ろうとしているらしい気配が、その表情や姿勢から伝わってくる。

律子「……まぁ今回の場合は好都合ですけど。美希みたいに銃なんか出されたら、イカ郎もタコ平も瞬殺されちゃいますから」

響「むしろ、そこも踏まえてタコ平とイカ郎にしたんでしょ?さっすが律子!」

楽しげに褒める総帥の言葉に、眼鏡の幹部は黙ったままにやりと笑った。


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