【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その8
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257: ◆8K4B/3Nlpc[saga]
2019/06/30(日) 20:29:58.91 ID:pnCPxV0h0
律子『………あー、警告しとくわよ。そのまま突っ込むつもりなんだったら、それ、とてもいいアイディアとは言えないわ』

いざ攻撃にかかろうとした瞬間を狙い済まして話しかけられ、真美は大きくつんのめった。

真美「な、なに!?いきなり話しかけるのやめてよね!」

律子『あらごめんなさい。あんたもまた負けるのイヤだろうから、ヒントくらいあげようと思ったのよ』

口では謝りつつも、律子にはまるで悪びれる様子もない。
とはいえわざわざ話しかけられたことには違いなく、真美はいったん行動に移るのを保留する。

真美(なんで、わざわざ……? これって……ホントにアドバイス、なの?)

律子『……あぁでも、ひょっとして自分から負けたいんだった?そりゃ、イソ助とは違うけど触手だものねぇ……』

わざとらしくため息をつきながらつぶやく律子の声は、慎重になりかけた真美を瞬間的に沸騰させるのには十分だった。
ここまで一度の攻撃も受けずに立ち回ることができている事実も、突撃思考に拍車をかける。

真美(う〜〜っ……りっちゃん、真美のこと思いっきりバカにしてるしっ!!)

真美(…あんなふーにわざわざちょーはつするの、真美をつかまえらんないからに決まってるっしょ!)

真美「………ふーん。そんなに言うなら、真美のホンキのスピード見してあげる、かん、ね……っっ!」

いまだ出所の判然としない律子の声に向けて捨て台詞を投げつけたのち、真美は強く床を蹴った。
黄色い残像だけを残してその姿が瞬時に消え、見守っていた律子と響は目を見張る。

響「おーっ、すごい!トップスピードは千早なみ…か、もしかすると真美のほうが上かも?」

律子「煽られてカッカしてる分、最高速に乗るまでが早いですね。常にこれをできるようにしてもらわないと…」

小声で話していた分、真美に二人の言葉が届くことはなかったが、仮に直接話しかけられていたとしても聞こえていたかは怪しかった。
一瞬でイカとタコ双方の視界から外れ死角に回りこんだシャイニング・マミに、大型頭足類たちは反応もできていない。

真美(ほらやっぱりっ!真美のこと、見えてない!まずは………近くにいるからこっち、タコみたいなやつ!!)

手近にいたタコらしき怪物に適当に狙いを定め、シャイニング・マミはもう一度蹴り足を床にたたきつけた。
その音と気配が伝わり、ようやくイカとタコが顔らしき部位を宿敵である魔法戦士へ向ける。
しかし、巨体が災いして、本体も触手も迎撃するどころか、真美のほうへ向き直ることすらできていない。

真美(思いっきり、パンチ……! ……あ、そーいえば真美も、なんか武器みたいなのあったほうがいーのかな?)

急いで体の向きを変えているらしいタコの動きが、シャイニング・マミにはスローモーションに見えていた。
突貫する勢いをすべて右腕に乗せ、ぶよぶよとしたタコの頭を狙って振りぬこうとしたその瞬間……………

ぶびゅっ、ぶじゅるるるぅっ!

真美「う、うわっっっぷっ!?」

あと身体ひとつ分ほどで命中するという刹那、目の前を白く染められて真美は思わず声を上げた。
同時に、それまでの緩慢さが嘘のような動きで、タコは頭部を大きく変形させて真美の拳を空振りさせる。


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