【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その8
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288: ◆8K4B/3Nlpc[saga]
2019/08/11(日) 19:29:11.22 ID:S+BJHjrT0
千早(… 人語を喋る、イソギンチャク…!?そんなもの、今まで一度も………)

口…というより顔すらないその体を見ていると、やはり私の思い違いとしか考えられない。
ただの聞き違いか、もしくはブラックジャンボによる罠という可能性も……

「化け物…イソギンチャクに見えてるかもしれないけど、違うんだ!」
「そう、俺は……俺たちはただの一般市民なんだよ!見た目はこんなんなっちまってるけど…!」

しかし、私の考えを先回りして否定するかのように、また声が響いた。
でもそれを信じていいのかどうか、それに、信じたところでどうすれば…!?

『あーあーテステス…っと。シャイニング・チハヤ、聞こえる?』

千早「っ!り、律子…!?」

また別方向から話しかけられて、ますます混乱させられてしまう。
この声、聞き間違えるはずがない……もともとは同じシャインマジシャン候補だったはずなのに、
ブラックジャンボ幹部として堕とされてしまった、律子の……… 

千早(……? 律子が、幹部…なぜ?まだ、私以外のマジシャン候補は覚醒すらしていないはず…)

ふと、なにか記憶の中にひっかかるようなものを感じ、思考が一瞬停止する。
……いや…でも、そんなことを気にしている場合じゃない、だって、


ブラックジャンボの総帥はあの我那覇さんだし、幹部には律子のほかにもあずささんや四条さん、
それに私たちが助けられなかった高槻さんだっている、それになにより
私と一緒にイソギンチャク様♥♥のお相手をたっぷりしたあげく、幹部になった、真美も、……


千早(………… っ、ま、また!とにかく今は、それどころじゃ……)

思考の空白みたいなものができてしまっていたのに気づき、頭を振って雑念を追い払った。
そのあいだにも、幹部・律子の声が話を続けている。

律子『そのイソギンチャクたちはそいつらの申告どおり、一般市民よ。あ、「元」一般市民か』

千早「…………!」

おそらくは自分たちがそうなるように仕向けたのだろうに、こともなげに、他人事のように話す口ぶりに
私の中の感情が大きく動かされるのを、はっきりと自覚する。

千早(こんな……… 望んでいないはずの、触手まみれの…いやらしい本能丸出しの姿にされているのに!)

律子『それを信じるも信じないもあんた次第。めんどくさかったらいつもみたいに、バッサリいってもいいのよ?』

あくまでも気軽な調子で話す律子の声に、ひっ、と小さく息を呑むような悲鳴が上がった。
それもやはり、イソギンチャクたちのほうから聞こえてくる、もう、ほぼ間違いない。
信じがたいことだけれど…… このイソギンチャク様たちはもと人間で、しかも、そのときの意識があるまま……!




律子「………信じますかねぇ、これで。いくら触手大好きシャイニング・チハヤでも、真美の浅知恵にひっかかるとは…」

真美「なっ、にゃにおーう!? どっからどうみてもカンペキじゃん、ぜーったいイケるってぇ!」

マイクの入力を一時的にオフにした律子が半眼になり、疑わしげな眼差しを受けた真美は憤慨する。
真美のプランに沿って律子を呼び出した総帥・響は二人の様子を見つつ、からからと笑った。

響「まぁまぁ、まずは試してみてからさー!ダメだったらまた考えたらいいよ、なんくるないなんくるない」


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