4:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/07(月) 22:27:40.16 ID:Qn8TGrOM0
仲違いを疑ったが、特にそういうことでもないらしい……とも言い切れなかった。四十人のクラスから日直が二人選ばれるとして、仲良し五人組の中の別々のクラスに属している二人が同時に日直業務を負う確率……は、まあ、有り得なくもない程度に収まるかもしれない。……が、その確率計算に、『俺と肉体関係を持ったことのある』というドギツい冠をつけた場合、果たしてそれはいかほどか。俺は自信を持って「ああ、今日は二人とも日直なんだ」と信じることが出来そうにない。どうしても裏を疑いたくなってしまう。
俺の見ていないところで二人がこっそり戦争を始めている可能性だって頭のどこかでは考えていて、とうとうそれが顕在化したのではないかと冷や汗が一筋背を伝った。今現在、この学校には爆弾が多すぎる。
「で、お前、弁当は?」
「……食べ終わりました」
「……ああ、そう?」
体重やら美容やらに人一倍気を遣っていそうな二乃が作る弁当は、そこらの男子が持ってくるような大雑把で量に特化したものとは一線を画すのだろう。そしてそれはきっと、五月的にはちょっと物足りないくらいの容量で。
「…………やらんぞ」
「要りませんよ!」
「そこまでムキにならなくても……」
「……すいません」
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