36:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:21:46.85 ID:AQjaemd70
まつり「ふむふむ……もう少し詳しく聞いてもいいのです?」
育「えっと……わたしね、この劇場のアイドルみんなのいいところ、たくさん知ってるよ。大好きなみんなのいいところを、わたしも見習いたいって思う」
育「だけどわたしはわたしだから。オーディションの審査員さんは、わたしがどういう役者さんなのかを見てる。Pさんも、いつもどおりの育らしさを見せようって言うもん」
37:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:22:30.70 ID:AQjaemd70
育「前に麗花さんがね、わたしがお仕事で一人で困ってたときに『お仕事は楽しくやっていいんだよ』って教えてくれたことがあるの」
育「でも最近のPさんは、全然楽しそうじゃない気がする。わたしの前では笑ってくれるけど、なんかいつもとちがう感じがして…」
育「Pさん、わたしにお芝居のお仕事をさせるために、いっぱいがんばってくれてるはずだよ。それできっと、無理してるのかも」
38:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:23:10.83 ID:AQjaemd70
――その夜
ガチャ
桃子「お姉ちゃん、ちょっといい?」
39:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:23:37.63 ID:AQjaemd70
桃子「そうなのかもって思ったのは、前に夜想令嬢の稽古を見学させてもらったとき」
桃子「千鶴さんも、莉緒さんも、恵美さんも、朋花さんも、昴さんも……みんな初めての通し稽古とは思えない立ち振る舞いだった」
桃子「まだ舞台監督さんともちゃんとすり合わせてないのに……あれはどう考えても、お姉ちゃんの教え方が良かったからだよ」
40:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:24:10.62 ID:AQjaemd70
桃子「初めて『デコレーション・ドリ〜ミンッ♪』の歌詞を読んだとき……どうしてこんなに桃子の気持ちを言い当ててるんだろうって、不思議だった」
桃子「作詞家さんにそれとなく訊いたら、プロデューサーさんからの発注通りにイメージを膨らませただけなんだって教えてくれた」
桃子「まだ出逢ってそんなに経ってないのに、あそこまで桃子の心を見透かせたのは――お姉ちゃんが桃子に似てるからだよ」
41:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:24:55.42 ID:AQjaemd70
〜回想〜
先代P「なあ、今の子のこと、君はどう思った?」
P「中谷育ちゃんですか――歳の割に受け答えもしっかりしていて、笑顔も可愛らしい子でしたね」
42:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:25:35.99 ID:AQjaemd70
――765プロ事務所
P「音無さん、遅くまでお疲れ様です。まだ事務所に明かりがついていたので驚きましたよ」
43:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:26:14.91 ID:AQjaemd70
P「……育は、この鞄を大人っぽくてかっこいいって言ってくれました。私が、自分の夢に区切りを付けるために買ったこの鞄を」
小鳥「そうですか」
P「ガラじゃないってわかってるんです。こんなデキるキャリアウーマンぶったもの……」
44:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:26:49.19 ID:AQjaemd70
小鳥「育ちゃん、あの曲が大好きですものね」
P「はい。この歌詞みたいな強いお姫様になりたいっていつも言っています。それはまさに、私がプリンセススターズに托したテーマとも合致していて」
小鳥「ただ王子様に助けてもらうだけじゃない、新しい時代のお姫様像――ですね」
45:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:27:28.81 ID:AQjaemd70
――翌朝
春香「Pさん、起きてください。Pさん」
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