和久井留美「冬の寒さに絆されて」
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14:名無しNIPPER[saga]
2019/02/02(土) 16:13:11.33 ID:n48ufXgR0
  「えっ、あっ、ごめんなさい! 痛かったですよね、すぐ抜きますから!」

 挿入したペニスを引き抜こうとする俺の動作は、彼女の両脚で腰を抱き込まれることによって妨げられた。

  「ちがっ、違うのっ……嬉しくて、Pさんと、一つになれたことが、嬉しくって……」

 ぐすぐすと涙を流しながら、彼女は一つ一つ言葉を吐き出してくる。

  「本当に、本当に……好き、好きなの。Pさんが。可笑しいわよね、こんなの……ただのビジネスパートナーだったはずなのに……
   仕事と私情を混ぜるだなんて、最低だってわかってるの……でも、もう心の中がどうしようもなくって……ごめんなさい、ごめんなさい……」

  「留美さん……」

 堰を切ったように、彼女は泣き始めた。
 仕事に生きてきた彼女のことだ。仕事とプライベートを分けることができないという事象に対する思いたるや推して知るべしといったところだろう。
 俺は彼女のぐしゃぐしゃに濡れた顔を手で拭い、髪を撫でて呟く。

  「……俺も、留美さんのこと、好きです」

 本心だ。心の底からの本心だ。でなければ、こんなことに至ってない。

  「俺は、留美さんのことが好きですし、俺もこうやって留美さんと一つになれて、すごく……すごく、嬉しいんです。だから、泣かないでください」

 彼女の華奢な身体を抱き寄せ、耳元で囁いた。

  「後でまたお話ししましょう。明るい、未来の話を」

 彼女の抱き返す力が、ほんの少し強くなった気がした。


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