不幸病にかかった。余命半年、初めて好きな人ができた。
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
43:プロタゴラス
2019/02/13(水) 11:33:29.02 ID:TJqwk32M0
天井を見上げ、古い天井の黒いシミを眺める。頭の中にはさっきの狩野という男の言葉がよぎっていた。

「君みたいな人は、他にたくさんいる」

僕は生まれつき、自分がそんな特別なやつだと思ったことはない。どこにでもいるような、なんの取り柄もない石ころ。空っぽの人形。ウルトラマンの怪獣たちの人形を切った時の、あの中空の存在。

実の無い、形ばかりの仮面をつけた踊り子。崩れていく摩天楼。僕の中にあったのは、何者にもなれないが故に何者でも無い、価値のない空洞。そういう考えだった。



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