不幸病にかかった。余命半年、初めて好きな人ができた。
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プロタゴラス
2019/02/04(月) 23:27:04.24 ID:LXX+6+Jq0
都市部から車で3時間ほどの場所だ。
大きな湖と、矢野山という、標高1000メートルくらいの山に囲まれた、村落。
そこが僕の生まれ故郷だった。
窓の外では、田畑で仕事をする村人たち、野鳥を追っている野良猫。虫かごと網を持って隊列を組んだ小学生たちが意気揚々と山へ向かっていく。そんな風景があった。
実家に着くと、祖父も祖母も、僕の病気のことをひどく心配していた。ただ、返す言葉もなく、聞きながら生返事を返すので精一杯だった。
冷蔵庫から麦茶取り出し、カップ一杯のそれを一口で飲み干すと、僕は黙って外へ出た。蒸し暑いのは分かりきっていたが、それ以上に病気だと言われるのが嫌だったからだ。
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