13: ◆TgtWYAjzAI[saga]
2019/02/05(火) 17:11:44.30 ID:9ypMm1dQ0
森を歩いていると、小さな泉を見つけた。
岩と巨木の根元に静かに湧く岩清水で、飲んでも問題無さそうなほどに澄んでいる。
お嬢様の顔に疲れが見え始めていたので、三人はここで休むことにした。
お嬢様「精霊術師はどうして旅をしているの?」
精霊術師「んー、それしか生き方を知らないってのもありますし、体質で同じ場所にいてはいけないって理由もあります」
お嬢様「同じ場所に住めないの? どうして?」
使用人「あの、お嬢様。あまり深入りは……」
精霊術師「大丈夫ですよ。そんなに重たい事情じゃないです。昔の、未熟のツケってだけなので」
使用人「申し訳ありません。気を使っていただいて……」
お嬢様「ねーねー、精霊術師ー」
精霊術師に対してお嬢様は妙に懐いた。
顔にも笑顔がのぞくようになっている。本来は好奇心が強く明るい子なのだろう。
使用人の女は慌てながらもどこか嬉しそうだった。
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