26: ◆TgtWYAjzAI[saga]
2019/02/06(水) 00:10:40.58 ID:ej8cSFHd0
精霊術師(すごい……。使用人さんの実力もそうだけど、何よりこの精霊石)
精霊術師「【蔦結の精霊術】!」
精霊の力を借りてツタを鞭のように扱う【蔦結の精霊術】。いつもは小動物を殺す程度がせいぜい、操る数も三本が限界だ。
だが、今は猛獣も叩き殺せそうな太さのツタが五本。
カゼノオトシゴたちを容赦なく叩き潰し、圧倒的な数の不利を覆していた。
精霊術師(この精霊石、普通じゃない)
手元の精霊石は、丁度手のひらに収まるサイズで、滑らかな表面をしている。色は見事な琥珀色だ。
始めは宝飾品に加工された精霊石かと思ったが、もしかしたら別物かもしれない。
精霊術師(いや、今はそんなことを考えている場合じゃない!)
精霊術師「【夢見の精霊術】!【綿花の精霊術】!」
強烈な眠気を誘う白煙の爆発が数多のカゼノオトシゴを墜落させ、逆に奴らの突進や尾の打撃からは綿花の壁で身を守った。
発動する精霊術のことごとくが、かつてない威力を誇っていた。
精霊術師「【蔦結の精霊術】!」
使用人「これで最後です!」
やがて、爆炎と気炎と断末魔は聞こえなくなり、荒れた息遣いだけが丘陵の風にさらわれていった。
カゼノオトシゴたちの迎撃は、当初の憂慮を考えればあっけないほど簡単に終わった。
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