8: ◆OBrG.Nd2vU[sage]
2019/02/09(土) 19:27:42.93 ID:4CQv0rjX0
ここはどこでしょう?
ガレージ?後ろでゆっくりシャッターがしまっていく音がします。
状況が飲み込めない私はプロデューサーに何事か訊ねようとして―
その唇を奪われました。
あの夜が甦るような甘い感触。
不意に侵入してきた彼の舌を、私の口腔は驚く程スムーズに受け入れてしまいました。
別の生き物のように絡み合う舌。
唾液に溺れた粘膜の接触で唇が離れても淫らな糸で繋がっています。
「いいか?」という彼の言葉に私は黙って頷きました。
車を降りて、荷物を片手に彼と手を繋いでガレージの出口へ。
扉を開けると少し幅の狭い螺旋階段がありました。
段差が少し高めの作りで、普段の私なら転ばないように警戒するところですが、彼に手を支えてもらっていたので安心して階段を昇ります。
登った先の部屋に入った時、私はようやく状況を正しく認識しました。
ここラブホテルだったんだ。
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