59:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:05:40.32 ID:kEcSo673O
「私はそんな皆を目の端に入れていたのに、ずっとずっと、見ない振りをしていたんです……。 イベントが上手くいかないで帰ってきた人を見ると、凄く悲しくなりました。 レッスンを終えて疲れているのに、何故か気持ち良さそうな表情を見ると、後ろめたくて仕方ありませんでした。 ライブが成功して喜んでいる人を見ると……。 もりくぼは……私は、何だか胸が堪らなく苦しくなるんです」
言葉が詰まり、喉の奥がきゅっと痛くなります。
「全部持ってるあの子と、何も持っていないもりくぼ。 ──何処から私は間違っていたんだろう。どうすれば私は、笑えていたんだろうって……」
気付けば視界がじわりと滲んでいました。
「……わ、私が逃げていたのは、そういう時間なんですよ? 分かっているんですか、Pさん。それなのに、何でそんな……」
言い終わることさえ出来ずに、私は深く項垂れてしまいました。
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