61:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:08:09.88 ID:kEcSo673O
静まり返った車内で、プレーヤーから流れる曲だけが仄かに聞こえます。
先程聞き惚れたあの歌が丁度流れていることに、この時私はようやく気付きました。
──終わりだよって諦めなって
──僕には聞こえない
──ただ風が騒いでじっとしてらんない
私もこんな風になれるのだろうか。こんな風になりたいと思っても、良いのだろうか。私みたいなダメな奴が夢を見ても、許されるのだろうか。
答えを求めてうろうろと泳ぐ私の目が、ほんの一瞬、再びPさんと合います。
これまでと何も変わらず優しい、そっと背中を押してくれるような力強い目。
私の腕の震えは、少しだけ収まっていました。
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