【モバマス】池袋晶葉「進学、ライラとのルームシェア」
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17:名無しNIPPER[saga]
2019/02/19(火) 18:35:37.52 ID:drz3oU/MO

-次の日-

 目が覚めた、その眼に映るのはいつもと違う天井。寝ぼけたままの頭を左右に振って辺りを見渡す。

 私をつかんで離さない布団と枕、いつもと同じ。枕元のうさちゃん目覚ましとアンダーリムの赤縁眼鏡、いつもと同じ。

 起き上がって見えた周りの風景、いつもと違う。

 ああ、思い出した引越しをしたのだった。実家の自分の部屋より明るい雰囲気の今の部屋。

 さすがに一日目から自堕落な生活をするのもどうかと思い、ぐっと腕を上に伸ばして意識を覚醒させる。うさちゃん時計の短針は八の位置を示している。まあ休日にしては早いほうだろう。

 そういえばライラはどうしているのだろうか。名前の由来と違って朝に強くて夜に弱いライラのことだからきっともう起きて活動しているのだろう。意識を部屋の外へと向けると、かすかに生活音が聞こえた。

 アンダーリムの眼鏡を装着、一つ大きくあくびをしてベッドから降りた。遮光カーテンのおかげで薄暗い部屋を、まだ荷ほどきしていない荷物にぶつからないように横切ってドアを開ける。

 薄暗い廊下。右手が玄関で正面が洗面所と風呂場、そして私の行く先はのは左側、リビングへと繋がっているドア。これも開ける。

 眩しい太陽の光と、同じ色で輝くライラの髪が眼に飛び込んできた。

「……おはよう、ライラ」

「おはようございますです、アキハさん。もしかして起こしてしましたですか?」

「いや、大丈夫だ。自然に眼が覚めただけだよ」

 ライラは荷ほどきの続きをしていたようだ。

「すまないな、リビングは共有スペースだから私も協力しないといけないのに」

「ライラさんは荷物が少ないので自分の部屋はもう片付いてしまったですねー、手持ち無沙汰なのでやっていただけなので気にしないでくださいです」

「すまないな。それじゃあ身支度を整えたら私も参加するよ」

 入ってきたドアから出て、洗面所へと足を進める。顔を洗い歯を磨き、腰まで伸びた髪をポニーテールにまとめる。

「そういえばライラ、朝ごはんはどうした?」

リビングにいるライラに聞こえるように少しだけ大きな声で尋ねる。

「まだ食べてないですねー、作ろうにもまだ食器もダンボールの中でございます」

「それじゃあコンビニで済ませようか、ライラは出かける準備は大丈夫か?」

「ライラさんは大丈夫でございますよ」

「了解だ。着替えるからもう少し待っててくれ」

 ここからなら大学の正門に続く道のコンビニが近いだろう。

 それから二人で外に出た、三月の終わりの温かい朝。羽織ったアウターも少し邪魔に感じる。

 お惣菜系のパンを二つと甘いパンを一つ、それからコーヒーを二つ買って家に戻った。




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