浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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145: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 21:39:38.07 ID:JCUGa/wA0
珠美「山荘から来たのではないですか?」
のあ「違うわ。旧館の裏からよ、騒ぎに紛れて」
珠美「裏から……」
のあ「見ていなかったかしら」
珠美「いいえ」
のあ「脇山さんはまゆは無実だと思うかしら」
珠美「……」
のあ「答えてちょうだい」
珠美「珠美は、佐久間殿はそんなことをするとは思えません」
のあ「ありがとう。それなら、他のクラスメイトは」
珠美「ありえません!」
のあ「事件は起こったわ」
珠美「……」
のあ「それは事実よ」
珠美「とにかく!ありえません!珠美は知りません!」
のあ「……」
珠美「珠美は……何も知りません」
のあ「脇山さん」
珠美「……」
のあ「私は、まゆを信じていいかしら」
珠美「……」
のあ「どんな目的があったとしても……まゆのことを信じていいかしら」
珠美「高峯殿」
のあ「……」
珠美「答えは、はい、です。珠美は何も知らないですけど……それは知ってます」
のあ「それというのは、まゆが無実だということかしら」
珠美「え?そんなことを言ったつもりはありませんが」
のあ「それなら、どういう意味かしら」
珠美「えっと……」
のあ「ごめんなさい、言わなくてもいいわ」
珠美「そ、そうですか」
のあ「お邪魔したわね、自主練中だったのに」
珠美「珠美は弱いので、人一倍がんばらないと」
のあ「あなたは強いわよ、脇山さん」
珠美「そうでしょうか……」
のあ「真奈美」
真奈美「なんだ?」
のあ「他の生徒にも話を聞いてから、今日は家に戻りましょう」
真奈美「わかった」
のあ「それと」
真奈美「それと、何かな」
のあ「先生を迎えに行きましょう、何をしてるのかしらね」
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