浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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202: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 22:40:09.31 ID:JCUGa/wA0
のあ「ええ。気づかなければ、準備もできない」

夏美「後、やっぱり浅野風香さんが凶器は隠したみたい。岡崎さん、おそらく全部は知らないわ」

のあ「まゆは用意されたニセモノを山に投げただけ、そういうことになるわね」

真奈美「浅野風香は、そこまでする必要があったのか」

のあ「……ないわ。どんなことがあろうが、生きて生きて生きるべきだったの」

真奈美「それもあるが、状況だ」

のあ「自分の自殺も隠蔽することね、必要だったわ。彼女が目的を果たすためには」

夏美「私も同感」

真奈美「理由は」

夏美「他の生徒全員が口裏を合わせていない証言があって、かつ、まゆちゃんのことで冷静でなくなっていなかったら」

のあ「私がその場で突き止められるわ、真奈美もそう思わないかしら」

真奈美「そうだな。高峯のあというのは、そういう奴だ」

音葉「夏美さん……お疲れ様です」

夏美「あら、音葉ちゃん、どうしたの?私に用事?」

音葉「伝言です……今井さんの取り調べをお願いしたいと」

夏美「誰から?留美さん?」

音葉「はい……私は証拠品を受け取りに行ってきます」

のあ「証拠?」

音葉「血が付着したレインコートと手袋が提出されたそうです……失礼します」

のあ「お気をつけて」

夏美「さて、私ももう少しがんばるわ」

真奈美「今井加奈は話せる状態なのだろうか」

夏美「わからない。だけど、大丈夫な気がするわ」

のあ「大丈夫、なのかしら」

夏美「皆が守ろうとした子だったから。きっと、事情があるはずよ。シリアルキラーでもなんでもないと、私は信じてるわ」

のあ「皆……」

夏美「それじゃ、お疲れ様。のあさん、その缶コーヒー、飲まないならちょうだい」

のあ「あげるわ。ヘレンがくれたけれど、私には甘すぎる」

夏美「ありがと。のあさん、またね」

のあ「こちらこそ」

真奈美「さて……家に戻るか?先生はこれから雪乃君のところで夕食にするそうだ」

のあ「気に入ってくれて何よりね。だけれど、まだ家には戻らない。会わなければいけない人物がいるわ」

真奈美「そうか、付き合おう。その人物とは」

のあ「久美子の調査結果を聞いてからにしましょう。必要になるわ」

真奈美「その前に」

のあ「何か、忘れていたことがあるかしら」

真奈美「私達も夕食にしよう。久美子君達にも差し入れが必要だ」



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