中野五月「あいまいでぃすたんす」
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113:名無しNIPPER[saga]
2019/03/01(金) 22:12:27.01 ID:yh8p7IXs0
「風邪ひくぞ」
「…………!」
墓石の前で手を合わせている五月を捕捉し、横に並んだ。
本日は十二月十四日。そして、毎月十四日は彼女たちの母親の月命日にあたる。五月が毎月欠かさず墓参りをすることは知っていたが、ナイーブな時期にいることもあってか、予想以上に長居をしてしまっているらしい。
「あ、ご、ごめんなさい! すぐ帰るつもりだったのに!」
「線香余ってるか?」
「……? ええ、一応」
「分けてくれ。供え物する余裕はないが、それくらいはな」
百円ライターで線香数本に火を灯し、供える。面識もない相手の喪に服するのは、なんだか変な感じがした。
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