中野五月「あいまいでぃすたんす」
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383:名無しNIPPER[saga]
2019/04/05(金) 20:55:07.44 ID:YuPhG13q0
「話を戻します」
「体勢も戻してくれ」
「……上杉君自身は気づいていないのかもしれませんが」
俺の発言は無視らしい。そういえば、口ごたえする権利はなかったのだった。焼かれようが煮られようが、今の俺にそれを否定できるだけの権限は与えられていない。だから精々、彼女の邪魔にならないことを心掛けるべきか。
「きっとあなたには、他人を教え導く能力がありますよ」
「あれは能力っていうよりは、泥くささとかじゃねえかな」
「それでも、上杉君には他人を変える力がありました。……そしてそれを悪用して私の姉妹を手籠めにしました」
「…………あの、どういう方向に話を運ぶつもりかだけ聞いて良い?」
「黙ってください」
「いや」
「黙ってください」
度重なる封殺。同時に五月の顔が俺のうなじあたりに埋まって、声がわずかにくぐもった。くすぐったさに変な声が出そうになるが、そうしたらいよいよ最上級の不興を買ってしまいそうなので、下唇を噛んでどうにか耐える。
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