風太郎「一花、今月金ねンだわ」
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10: ◆ZKbJze6bBryN[saga]
2019/03/03(日) 21:33:26.17 ID:nGbAwA8f0


風太郎「一花、先帰ってたのか。そんなとこで寝てたら風邪引くぞ」

一花「……んっ」

気がついたら、お酒を飲んで、椅子に座って寝ていた。

時刻は深夜0時を回っていた。

一花(フータロー君から、知らない香水の匂いがする)

一花「フータロー君、コッチの方はうまく行ってる?」

風太郎「何の話だ?」

一花「り・こ・ん・ちょ・う・て・い」

風太郎「……お前が紹介してくれた弁護士に任せてるよ」

一花「もう、何ヶ月も長引いてるよね?慰謝料のことも、大分譲歩しているのに」

風太郎「……チッ」シュボッ

一花「煙草は体に毒だぞぉ?」

風太郎「……ガキの認知の件で揉めてンだよ」

一花「あの子はなんて言ってるの?」

風太郎「フー……絶対に認知しろって。父なし子にはしたくねーんだと。そこんとこ、裁判で結構揉めて大変なンだわ」

一花「微妙な時期に出来た子なんでしょ?」

風太郎「ああ。でも、間違いなく俺の子だ……」

一瞬、彼の目が泳いだ。まだ未練があるのかもしれない。

そして、私達姉妹の仲を、修復不能なほどにボロボロにしてしまった負い目も。

彼は私の前で、裁判の話をするのをいつも嫌がっていた。




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