勇者「………は?嘘だろ」
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78:作者 ◆P0uwXoExSk[sage saga]
2019/12/01(日) 03:53:46.79 ID:AHDHIndU0

ー巡る時の迷宮、二階層【白亜紀中期】


賢者「——行けばいいのでは。おや」

勇者「転移したみたいだな。景色が変わった」

賢者「……すごいですね。一体どうやったのか」

狩人「え?転移呪文の類じゃないの?」

賢者「それはそうなんですが、呪文を唱えると通常は光や音が発生します」

勇者「あー、エネルギーの損失か」

狩人「というと?」

勇者「そういや狩人は魔法を使えないんだった。わかりやすく説明してやれ」

賢者「わかりました。いいですか、呪文を唱えると発生する光や音は魔翌力エネルギーの損失です。つまり、魔翌力を物理エネルギーに変換する際にどうしてもこぼれてしまう分ですね」

勇者「魔法陣の発光も同じだぞ。無駄な損失がない魔法陣は見えない」

狩人「はぁー、つまりあの転移は光も音もなく転移したから無駄がないってことね」

賢者「それが恐ろしいんです」

勇者「え?そうなのか」

狩人「勇者もわからないんだ」

賢者「通常、魔翌力の消耗が大きい呪文ほど損失は大きくなります。転移ともなると相当なはずですが……」

勇者「でも賢者も出来るだろそれくらい」

賢者「世界中の魔法学者達が必死に無駄を省こうとして研究を重ねていますが、成功例はありません。私も視認出来ない程度の魔法陣なら描けます。ですが音まで完全に消すとなると現段階では無理です」

狩人「魔法って難しいんだな…」

勇者「ま、それはさておき。ここは第二階層ってことでいいんだろうな」

賢者「ええおそらく」

狩人「どっちに進もうか」

賢者「相変わらず森の中ですね」

狩人「植物は少し違うみたいだ」

賢者「やはり時代が変わっていますか?」

狩人「うん、よく分からないけど多分……」

勇者「階層が進むとよ、未来に進むのか?それとも過去に進んでいくのか?」

賢者「この段階では判断しにくいです」

狩人「ここに人がいれば判断もつくんだけど」

勇者「まあ適当に歩いてようぜ。そのうちなんかあるだろ」

賢者「どの程度の広か確かめるいい機会かもしれません。とりあえず一方向にだけ歩きましょう」


賢者は 全体速度強化呪文を となえた!▼
全員の すばやさが あがった▼


勇者「よし!」スタタタタタタタ

狩人「わぁ……歩いてるだけ、だよねあれ」

賢者「数秒で見えなくなりましたね」



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