R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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塔の主
◆VfcsCSY7us
[saga]
2019/04/30(火) 19:00:19.24 ID:Ro23D7sj0
「く、クチナ先輩! 起きて下さい! 何かとてつもないことが…起こっているっ…!」
このままではいけないと、眠り続けるクチナに呼びかけるヒナトだったが。
『無駄だ。この魔女の意識は封じている』
クチナのものではない声が、クチナの唇から紡がれる。
「!?」
(ま、まさか、この声は…! そして、俺の腕を操っているのは…!)
ヒナトの魂が恐怖に震えた。
この恐怖はアレと同質の物だ。
そう、あの儀式の時に扉の向こうにいるアレに対する恐怖と。
『刻め。これはこの女への褒美である。我が与えし使命に忠実に従う者に対しての』
どくんどくんと、ヒナトの手を通して力が送り込まれていく。
やがて淫紋はクチナの下腹部に完全な形で刻まれ、定着した。
淫紋が刻まれたクチナはゆっくりと起き上がり…ヒナトに対して笑みを浮かべていた。
ヒナトの知っている優しい笑顔ではなく、この世の邪悪を全て顕すかのような凄まじい笑み。
「あ…あ…」
恐怖に震えるヒナトに向かって、クチナではない何かが語り掛ける。
『忠実なる信徒よ。汝は知りたがっていたな。この女の成すべき使命について』
悍ましい声はヒナトの鼓膜を通り抜け、彼の意識に直接語り掛けているかのようだった。
この感覚は『神託』を受け取る時の感覚に似ている―
ヒナトの意識が揺らいでいく。
―見るがいい。
―これが、哀れなる魔女に課せられた使命である…
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