R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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44:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/03/30(土) 09:02:44.28 ID:5i1X/Vk50

しゃああ…

「!」

不気味な鳴き声が迫るのを聞き取り、ギンガはそちらに視線を送る。

キメラの尻尾の先端、大蛇の頭が首をもたげて、ギンガの顔を覗き込んでいた。

何を考えているのかわからない、爬虫類特有の瞳が怪しく輝いている…

(なんだっ…せ、拙者の瞳を、覗き込んで…)

その怪しい輝きに惹きつけられるように、そいつと視線を交わしたその時だった。

どくんっ。

(!?)

これまでの性的刺激とは全く違う感覚がギンガの身体を包み込んだ。

「なっ…あ…!?」

キィィン

キィィン…

奇妙な耳鳴りがギンガの耳朶に響き、少しづつ大きくなっていく。

同時に彼女は自分の脳髄がゆらゆらと揺さぶられているかのような錯覚を覚えた。

この感覚は昔、修行中に教わったことがある…

(しまった…『瞳術』だ! この獣、こんな能力まで…!)

術者の視線を媒介として相手の意識に強烈な暗示を仕込む…いわば催眠術の一種である。

いつものギンガならその強固な精神力でもって術をはじき返すこともできただろう。

しかし毒と媚薬に蝕まれ、交尾の快楽に必死に抗っていた直後のギンガにはこの新たな脅威に対抗する余裕はとても無かった。

ギンガの意識はどんどん揺らぎ、催眠状態へと落ちていく―




ギンガの意識はぬるま湯の中に浸るような倦怠感を覚えながら闇の中を漂っていた。

(だめ、だ…落ちる…拙者の意識が、どんどんしずんでいく…)

キメラの術中にはまりつつあることは理解していた。

奴はこの術によって自分を、獣の種付けを悦んで受け入れてしまう雌へと作り替えてしまうつもりなのだ。

(耐えろ…耐え…るんだ…拙者はシノビであり…人間だ…獣などに負けたりなんかしない…)

「ふふっ…何故それほどまでに意地を張る? 本当は気持ちよくなりたいくせに」

(!?)

意識の闇の底から、女の声が聞こえた。

(な…何者…だ…お前は…だれ、だ…?)

「…わからないか、『拙者』の声が…」

闇の中に二つの人影が浮かび、蠢いていた。



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