R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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480:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/07/13(土) 12:41:52.23 ID:sMXr3uKj0




―今日も多くの冒険者たちが詰めかけるおきつね堂ファンタズマ支店。

主任担当のオークラ氏は毎度のことながら大忙しだ。

「オークラさん、オークラさーん。今日の福娘の目録もってきてー」

「はい、ただいま」

支配人の柚(ゆず)はてきぱきと周囲に指示をとばしながら様々な書類に目を通していく。

「今日は表の店にも新商品がいくつか入ってるはずやから。ウサギちゃんにでも頼んでチェック忘れんようにしいや」

「は、それがラビットガールはここのところ無断欠勤が続いておりまして…」

「ふぅん?…まぁ、ええわ。なら替わりののメンバーにでもやってもらっといて」

「わかりました。それでは」

ラビットガールのことなどさらっと流し、さっさと自分の仕事に戻っていく柚。

そんな上司の姿をオークラ氏は無機質な表情で見つめていた。

(…欠勤の理由について追及も無しか。なにげに可愛がっている節もあったように思えたが…その程度の存在だったというわけか?)

あまりのそっけなさが逆に不気味に思えてしまう。

もしかしたら何もかもお見通しなのではないだろうか。

ラビットガールのことも、自分が翻意を抱いていることも、そして…あのレシピのことも。



伝承にはこうある。

かつてとある国を荒らしまわり、滅亡寸前にまで追い詰めた妖狐の伝説。

その妖狐を打ち倒すきっかけを作ったのが、一介の料理人が創り出したという究極のあぶらあげだ。

そのあぶらあげを口にした妖狐はあまりの美味ゆえに虜となり、妖力を使う間もなく人間に打ち倒されたのだという。

その後妖狐は封印されたとも、あぶらあげを考案した料理人の妻になったとも言われている―。





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