やちよ「魔法少女裁判よ」ひなの「私が裁判長?」
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16: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:43:04.81 ID:kLjQ+nN90
やちよ「でもキレーションランドの件は訴追されていないでしょう?」
ななか「そうでしたね。失礼しました。」
ななか「ええ。誰かを犠牲にしてでも救われたいという思い自体は完全には否定しきれません。」
17: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:46:36.52 ID:kLjQ+nN90
やちよ「梓みふゆと天音姉妹がマギウスの翼に貢献してきたのは、まさに自分が救われたいという思いからよ。」
やちよ「その点では他の羽根たちとなんら変わらない。」
やちよ「天音姉妹の貢献度というのも不明確なのよね。羽根の中で上位、ということ以上のものは資料からは読み取れない」
18: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:49:07.79 ID:kLjQ+nN90
やちよ「それと八雲みたまの訴追理由、マギウスの計画に協力していたというけれど、ワルプルギス計画以外のマギウスの所業を不問とするならば、これに協力したことも不問にならないとおかしいわ」
やちよ「あれほどの組織を相手に完全に中立を保つことは難しかったでしょうし」
ななか「しかしマギウスの翼構成員は調整屋の常連でした。調整屋が記憶を見たことでワルプルギスの夜の将来を知っていた可能性があります」
19: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:51:34.70 ID:kLjQ+nN90
ひなの「どうなんだ、マギウスの二人、ワルプルギスの夜のことを調整屋が知っていた可能性はあるか?」
ねむ「うーん。あれを思いついたのは計画の割と直前だったからね。羽根に伝わったのはさらに後だから、漏れることはないんじゃないかな」
ねむ「僕もワルプルギス計画が頭にある状態で調整屋に行った覚えはないよ。知らなかったんじゃないかな」
20: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:53:22.31 ID:kLjQ+nN90
葉月「でも、マギウスはもう一人いたでしょ?アリナ=グレイはどうなのかな?」
ねむ「アリナが計画を知った後に調整屋に行ったか、だよね?正直わかりかねる。僕はほとんど別行動をとっていたから」
灯花「わたくしもずっと一緒だったわけではないからねー」
21: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:54:14.66 ID:kLjQ+nN90
やちよ「以上弁護側としては、梓みふゆ、天音姉妹、八雲みたまの訴追を取り下げることを求めるわ」
ひなの「どうなんだ検察側。そちらが取り下げないならこちらで対応することになるかもしれないが」
ななか「弁護側の主張をのみます」
22: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:57:12.23 ID:kLjQ+nN90
あきら「ななか、中々苦しい滑り出しだね」
かこ「やちよさんは、さすが大学生って感じです」
美雨「いや、おそらくここまでは想定通りネ」
23: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 15:59:26.83 ID:kLjQ+nN90
やちよ「それで次に二人への刑罰なんだけど、本気で極刑なんて適用できると思ってるの?」
ななか「それだけの惨事を引き起こしたと思いますが」
やちよ「何の法律に準拠してるのかしら?」
24: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 16:01:36.08 ID:kLjQ+nN90
ななか「しかしですね、日本の法律を参照するとは言っても、どこまで参照するのかという問題がありますよ」
ななか「結局のところ、これは法律に基づいた正式な裁判ではないわけです」
やちよ「可能な限り日本の法律は参照するべきだと考えるわ。そうじゃないとこれは本当にただのリンチになってしまう」
25: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 16:03:18.32 ID:kLjQ+nN90
やちよ「それとね。無力化刑だっけ?これが下されると変身できなくなるわけだけど、これが下された場合はその分グリーフシードは供給されるわけよね?」
葉月「やっぱりそうなる?」
やちよ「当然よ魔法少女が変身できないってことはグリーフシードを調達できないってことよ?極刑と同じじゃない」
26: ◆ubUwzHgOw5Q4
2019/03/30(土) 16:05:29.33 ID:kLjQ+nN90
いろは「やちよさん凄いです!」
ねむ「有能な弁護人というのも困りものだねえ」
灯花「被告人の意思を無視する弁護人って有能なのかなー」
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